「beside-座る人」はHSPの筆者がHSPを主人公にして書いた「半私小説」です
小説「beside-座る人」を読まれる前に一度目を通していただけるとありがたいです。
「beside-座る人」はHSPである私の人生経験から生まれた半私小説です。
ですが主人公=私ではありません。
登場人物それぞれに私の個性、人生経験が散りばめられているという感じです。
Q:HSPってなに? A:HSPとは一言でいうと「とっても繊細な人」
HSPとは「Highly Sensitive Person」(ハイリー・センシティブ・パーソン)=「非常に敏感な人」「とっても繊細な人」という意味で、この頭文字H・S・Pを取ったものです。
自身もHSPであるエレイン・N・アーロン博士が1991年から現在も研究を続けている、人の気質(概念)です。
決して病気や障害ではありません。
世の中の人を「鈍感」「普通」「繊細」の3つに大きく分けた場合の、繊細な人に当たるのがHSPなのです。
そしてその割合は約5人に1人、人類の約15~20%いると言われています。
HSPは正直生き辛いけれどもHSPだからこそ掴むことができる幸せもあるのではないか
HSPは繊細・敏感であるがために、なにかと刺激が多い現代社会では生きづらさを感じてしまうことが多いのではないでしょうか。
私はHSPという概念に出会うまで、「なんでこんなに生き辛いのか」「他の人ができるのに何で私にはそれができないのか」「甘えてるだけではないのか」と、なんども自分を責め、否定する人生を送ってきてしまいました。
しかし、エレイン・N・アーロン著『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』という本=HSPという概念に出会うことができて、心の負担がだいぶ軽減されました。
そしてHSPは生き辛いだけではない。
HSPだからこそ感じることができる、つかむことができる幸せ、人生の素晴らしい体験もあるのではないか?という思いを込めて「beside-座る人」を書きました。
「座る人」はどんな小説なのか
半私小説「beside-座る人」は人と人とがある程度の「心」の距離感をたもちつつ、静かな優しさにスッと救われるような関係性を大切にしています。
大変おこがましい思いなのですが「beside-座る人」との出会いが、私がHSPという概念に出会えた時のように、読者であるあなたの心を少しでも軽くすることができれば幸いです。
前半は少し重くなってしまいましたが、中盤から後半にかけては静かな優しさをテーマにして書かれています。
HSPの方には前半の重さがちょっと負担になってしまうかもしれませんが、できれば読み進めていただければと思います。
決してトラウマになるような展開にはしていませんので。
この小説を見つけてくれてありがとう。
それではお読みください。